EMSの効果はダイエットだけ?使い方や部位への効果もチェック!

2021.3.19

運動をしなくても、着けるだけで運動効果が得られると話題のEMS。

ダイエットやボディメイク関連の記事でも、取り上げられる機会がずいぶん増えてきました。

「でもEMSって、本当に効果あるの?」
「そもそもどういう原理で運動効果につながるの?」

そうした疑問を持つ人も多いのではないかと思います。

ここでは、EMSの効果についてを詳しく解説します。

EMSにできること、EMSに期待できる効果をお伝えすると共に、EMSを効果的に使用する方法や、使用部位別の効果についても解説していきます。

そもそもEMSとは?

EMSは、Electrical muscle stimulationの略で、日本語にすると「電気的筋肉刺激」という意味になります。

そもそも運動は、脳からの命令が中枢神経を通して活動電位として筋肉に伝えられ、筋収縮を起こして運動となるわけですが、EMSはこの中枢神経系から来る活動電位を模倣することで筋収縮を起こし、運動へと繋げるのです。

つまりEMS機器を装着し、電気によって筋肉を刺激すると筋収縮が起こり、運動効果が得られるという仕組みです。

そのため、この運動効果をダイエットやボディメイクのサポートとして活用するEMS製品が数多く登場しているわけです。

ただ、EMSが活用されているシーンは実は非常に幅広く、そもそもはスポーツの現場におけるアスリートのトレーニングや回復ツール、そしてリハビリテーションや筋萎縮予防など医療の現場でも使用されています。

面白いところでは、なんと無重力環境でのトレーニングとして宇宙飛行士も活用しているということ。

そして身近なところでは、フィットネスクラブやパーソナルトレーニングジムで使われることも、かなりポピュラーになってきています。

EMSに期待できる効果

まず筋肉は、筋肉に抵抗(負荷)がかかるレジスタンス運動をおこなうと、筋線維(筋肉を構成する細胞単位)の一部が破断され、それが修復される際にもとの筋線維よりも少し太くなります。

つまり、筋肉に抵抗がかかる運動を繰り返すと筋肉が少しずつ増え、筋力が上がってくるわけです。

筋肉に関するこの仕組み自体は、EMSの刺激による運動も、一般的な筋トレも原理は同じです。

ただEMSの場合は、筋肉に適切な抵抗をかけるための強度調節も重要になってきます。

もちろん、普通の筋トレと同様に、継続も大切です。

以上を踏まえた上で、具体的な効果を説明していきます。

参考:Wikipedia「Electrical_muscle_stimulation」
厚生労働省e-ヘルスネット「筋力・筋持久力」
厚生労働省e-ヘルスネット「レジスタンス運動」

運動初心者でも、運動効果を得ることができる

EMS機器は、装着することによって筋肉に電気刺激を与え、筋収縮を起こして運動に繋げる機器です。

そしてEMSは筋肉の中でも大きくなりやすい”速筋”を中心にアプローチしていきます。

速筋は瞬間的に大きな力を出す筋肉ですが、20歳前後から衰え始めるといわれる筋肉でもあります。

この速筋を筋トレで刺激するには、最大筋力の75~80%ほどの負荷をかける必要があり、なかなか大変です。

しかしEMSは自力での負荷をかけずに使用できるため、普段運動をしない人や、加齢などの理由によって筋肉が衰えている人のサポートに効果的であると考えられています。

運動する時間が取れない人も、便利に使える

筋トレは通常、ジムでマシンを使って負荷をかけたり、自分の体重を利用しながら運動をおこないます。

そして週に2~3回のトレーニングを継続しておこなうのが理想とされています。

ただ、そうしたトレーニングタイムがなかなか取れず、挫折してしまう人も少なくありません。

そこでEMSです。

そもそも運動は脳からの命令を中枢神経を通して活動電位として筋肉に伝え、筋収縮を起こして運動となるわけですが、EMSはこの中枢神経系から来る活動電位を模倣することで筋収縮を起こし、運動へと繋げる機器です。

つまりEMSを装着して電源を入れれば、運動効果を得ることができるわけです。

EMSを使えば、家事やデスクワークの最中、テレビやスマホを見ている時間でも、運動効果を得ることが可能になります。

EMSは、忙しい毎日を送っている人でも身体を鍛えることができる、効率的なツールともいえるのです。

ダイエットやボディメイクのサポートができる

筋肉は身体を支え、動かすと同時に、熱を生み出す器官でもあります。

また、人間の1日の総エネルギー消費量は、基礎代謝量・食事誘発性熱産生・身体活動量の3つで構成されていますが、このうちの基礎代謝量に大きく関わってくるのも筋肉です。

つまり、筋肉が増えれば基礎代謝量の上昇に繋がり、より多くのエネルギーが消費されるようになります。

そしてエネルギー消費が増えるということは、体内の脂肪をエネルギーとして使用することにも繋がります。

EMSは電気刺激であるため、電気を通さない性質を持つ脂肪には直接的な効果はありませんが、筋肉の発達を通じて間接的に脂肪燃焼を働きかけることができ、さらには脂肪がたまりにくく減りやすい身体を目指すこともできるのです。

参考:【EMSとは?】EMSがわかる!効果・メリット・デメリットなどを詳しく解説

実際の運動との併用で、さらなる効果を得ることができる

EMSは、EMS単体でももちろん効果はありますが、実は自力での運動と組み合わせることによって、より効果的かつ効率的な筋肉の発達が目指せます。

たとえばEMSを使いながらフィットネスバイクやカーディオマシンなどで有酸素運動をおこなったり、スクワットなどのオーソドックスな筋トレを並行しておこなえば、EMS単体やトレーニング単体よりも短時間で効率的な筋力アップが望めるのです。

そして筋肉量が増加すれば、それまでより負荷の高い運動ができるようになり、運動によるダイエット効果もさらに大きくなっていきます。

EMSを効果的に使う3つのポイント

とても便利なEMSですが、EMSの効果をしっかりと引き出すためには、いくつかのポイントが大切になってきます。

ここでは、分かりやすく簡単に、そのコツをお伝えします。

付属のパッドをしっかり密着させる

本体からの電気刺激を肌を通して筋肉に伝えるパッドは、しっかりと肌に密着させる必要があります。

密着面が少ないと面積あたりの電気の流れが多くなり、ピリピリした違和感や痛みにつながりやすくなるからです。

そのため、多くのEMS製品では水分吸収性を持ち粘着性に富む「ジェルパッド」を採用しています。

ただ、ジェルパッドは基本的に消耗品であるため、定期的な交換が必要になります。

そこを踏まえ、EMSの機能を生かすために、以下の項目を意識する必要があります。

・パッドの粘着性が弱まるため、ジェルパッドを貼る前にクリームや化粧水などを装着部分につけない
・肌にくっつきにくくなったらパッド表面のお手入れをする
・お手入れをしても粘着力が復活しない場合はパッド部分(シート状のものもある)を交換する

刺激レベルを適度にあげる

EMSの刺激は段階的に強さを設定できます。

刺激が弱すぎると運動効果が十分に得られませんが、強すぎても違和感を感じてしまう場合があります。

はじめは弱い刺激レベルから始め、慣れるにしたがって徐々にレベルを上げていく必要があるのです。

無理をせず、段階的に使用していくことが大切です。

継続して使用する

EMSは1回の使用で狙った筋肉を効果的に刺激できます。

しかし、筋肉は一朝一夕で大きくなるものではなく、少しずつ成長していくものです。

通常のトレーニングと同様に、EMSもまた続けることが大切です。

適切な使用頻度は使用するEMS機器によって異なりますので、説明書で適切な使用時間や頻度を確認し、その通りに使用することを心がけてください。

EMSで狙った部位を効果的に鍛えよう

EMS機器は、おなかや二の腕、太ももなど、さまざまな部位に合わせた製品が数多く存在します。

また、昨今では複数の部位を同時に鍛えられるボディスーツタイプのEMSも話題になっています。

ここでは、各部位別に「鍛えることによって得られる効果」もご紹介していきます。

腹筋・ウエスト

ぽっこりお腹に悩む人、そして6つに割れた腹筋や、うっすら縦に割れた腹筋に憧れる方はとても多い傾向にあります。

そもそも腹筋は、起き上がったり、身体をまっすぐに支えたりなど、日常生活でとてもよく使われる筋肉。

この腹筋を鍛えることによって、以下のような効果が期待できます。

・姿勢が美しくなる
・メリハリボディが目指せる
・身体のパフォーマンスアップ

二の腕

ひじの曲げ伸ばしに使われる、上腕二頭筋と上腕三頭筋。

上腕二頭筋はいわゆる”力こぶ”をつくる筋肉、上腕三頭筋は二の腕の内側の筋肉です。

そして日常生活ではあまり使われない筋肉のため、意識して鍛えることをおすすめしたい部位でもあります。

特に上腕三頭筋を鍛えると、二の腕の内側のたるみ、いわゆる振りそでを引き締めて、ほっそりした腕が目指せます。

おしり

おしりには、人間の身体にある筋肉の中でも大きく分厚い”大臀筋(だいでんきん)”があります。

大臀筋は足を後ろに伸ばしたり、ひざを外に向けたりするときに収縮する筋肉。

鍛えればヒップアップにもつながり、より美しい後姿が目指せます。

さらに、大殿筋の強化は基礎代謝量アップにも関わってくるため、ダイエットを目指す人は特に鍛えておきたい筋肉です。

そして日常的に歩く時間が減っている人ほど衰えやすいため、リモートワークなどで外出の機会がめっきり減っているという人は、ぜひとも鍛えて欲しい部位です。

太もも

太ももの前面には、人間の筋肉で一番大きい”大腿四頭筋”があります。

ひざをのばすときに使われるため、歩いたり、走ったり、しゃがんだ状態から立ち上がったりと、日常生活の動作で多く動く筋肉です。

これらのことから、基礎代謝量のアップや日常的なスポーツの脂肪燃焼をサポートし、やせやすい身体に近づけると考えられます。

全身

効率よく全身のダイエットに繋げたい場合は、おしりと太ももを同時に鍛えるのが効果的であると言われています。

なぜなら、お尻と太ももには大きな筋肉があるためです。

大きな筋肉を鍛えることは、基礎代謝量を効率的に増やすことにつながり、エネルギー消費量アップを目指すことができるのです。

まとめ

EMSは電気の刺激で筋肉にアプローチし、筋肉量のアップや基礎代謝量・エネルギー消費量アップの効果を期待できることを解説しました。

普段あまり運動に時間を取れない人はもちろん、普段から運動を心がけている人も、EMSをとり入れることで運動の効率アップが期待できます。

また、もう一歩踏み込んだEMSの効果的な使い方を『EMSの効果的な使い方!4つのポイントで性能を引き出そう』で解説しているので、よかったらそちらもあわせてご覧ください。