筋トレをやってるつもり男子のみなさん、お待たせしました。

「筋トレを毎日欠かさずやっているのに、筋肉がつかない」

そんな方は、ぜひ反省していただきたいです、自分の愚かさに。

筋肉がつかないのは、筋トレの量が足りないからでもなく、筋肉がつきにくい体質だからでもありません。

ただ、やり方を間違えている自己筋トレだからです！

自己流で間違った筋トレを続けることは、あなたの人生において、とてつもなく時間と労力の無駄です。

今回そのことに気づかせていただいたのは、川辺大輝さんのインタビューです。

・ベストボディ・ジャパン2015 全国大会4位

・ベストボディ・ジャパン2015 札幌大会優勝

・2014年トレーナー・オブ・ザ・イヤー審査員特別賞

など、輝かしい実績をお持ちの川辺さん。

毎日、経営者兼トレーナーとして13時間仕事をし、2時間筋トレをし、2時間ウォーキングをする。睡眠は2～３時間。

あり得ないくらいの日々を送りながら、カラダを作り上げてきた川辺さん。

その川辺さんに、自己流の筋トレがいかに無謀か、そして、トレーナーをつけるメリットはどんな点か？

についてお聞きしてきました！

 Who is 川辺 大輝（かわべ ひろき）？

ベストボディ・ジャパン全国4位！トレーナー集団の代表

ありがとうございます。

そうですね。かなり体格差があった中での4位なので、納得はしています。

骨格が小さいこと、体質的に筋肉がつきにくいことで体重が軽いというハンデの中、カラダを大きく見せる「技術」で勝ち取った4位だと思います。

上位5位の選手は、僕より体重が10キロ近く上の人ばかりでしたからね。

ただ、今回で「優勝できる体格」というものが自分の中で見えてきました。

次回はさらに筋肉を厚くつけるようにすれば、1位を取れると信じています。 

そうですか、ぜひよろしくお願いします。 

トレーナーをつける意味、教えてください！

確かに「それっぽいトレーニング」なら自分でもできます。

ただ、本気で効果を出すための正しい筋トレは、一人ではまず難しいですね。

はい。例えば腕立てをするとしましょう。

正しい腕立てが100％だとしたときに、自己流では良くて50％程度。

疲れてくると余計な動きが入ったり、位置がズレたり別の部位で支えたりで、効果が約20％にまで落ちてしまいます

正しい角度、強度、回数、インターバル、順番。すべてを正しく行うことは自己流では難しいです。

そもそも、1,000回もできてしまう腹筋は、筋トレではなく有酸素運動ですね。笑

筋肉を肥大させるために適した回数というものがあって、8～12回と決まっています。

この回数しか上がらないレベルで負荷を重くして、筋トレを行わないと、トレーニング効果は得られません。

僕が提供するトレーニングの強度で、もし仮に1,000回も腹筋することができたら、それは不死身の男です。笑

マシーンを使う必要ってあるんですか？

まず一番大きいメリットは、同じ動作が繰り返し行えるという点です。

カラダをつくるには、鍛えたい筋肉の部位にピンポイントかつ、繰り返し同じ負荷をかける必要があります。

これが自重での筋トレですと、やるごとに負荷がかかる場所がズレたり、疲れてきて余計な動きが出てしまったりと安定しません。

はい。

あとは安全性が高いのもマシーンのメリットですね。固定されているものなので、変な方向に動くことはないので。

このマシーンの正しい使い方も、トレーナーに指導してもらうべきですね。

気持ちが強い人であれば、一人きりでも心が折れないのでは？

まず「トレーニングの習慣」が作りやすいことです。

トレーナーという人と約束するわけですから、サボりづらくなりますよね。

自分だけだと、いくらでもサボれてしまうので。

その通りですね。

あとは、「目標を忘れさせない」ということも、トレーナーをつけるメリットです。

「女性にモテたい」という理由でトレーニングを始めたとします。

ただ人は時間が立つと目標を忘れます。その状態でキツいトレーニングが続くと、「まあいっか」とキツさから逃げる言い訳を始めてしまいます。

そこで僕たちトレーナーが問いかけることで、目標を思い出させます。

目標を思い出させることで、キツいトレーニングを続けるモチベーションを思い出させることができます。

また、ここも大きなポイントなのですが、「最後の2回を追い込める」という点も、トレーナーをつける必要性の部分です。

はい。筋トレで大事なのは、限界が来てからの追い込みです。

10回は自分で上がる、そこから限界を超えたラスト2回を上げることができるか。

この2回を上げるのと上げないのとでは、筋肉の付き方に相当な差が出てきます。

限界を超えたラスト2回は、自分一人では上げられない2回なので、当然トレーナーなしではできません。

例えば60キロのバーベルを10回上げて、限界が来た時に、パッと支えてあげて、5キロ分だけサポートしてあげる。

このサポートがあるからこそ、ギリギリラスト2回が上げられます。

自分のカラダのことは自分が一番知ってるはずでは？

トレーナーをつけることのメリットとして他にも、自分自身のカラダの特徴を客観的に知ることができるという点があります。

実は、そうでもないんです。例えば、なで肩の人を例に考えてみましょう。

なで肩ということは自分でもわかりますが、なで肩に見えてしまう原因までは把握できていないケースが多いです。

なで肩一つとっても、首が長くてそう見えてしまっているケースであったり、人によって原因は様々です。

仮に首が長くてなで肩に見えてしまっている人に、肩の筋トレをさせることは逆効果になります。

そういうケースの場合は、実は後背筋（背中の脇部分）に筋肉をつけてあげるほうが、なで肩をカバーすることができます。

はい。そういった見極めは、プロのトレーナーだからできることですね。

僕自身も、トレーニングのときはトレーナーをつけてやってますからね。

ビーストのメンバー同士でサポートし合っています。

はい、僕は肩と腹筋が強みですが、胸筋がつきにくいという弱点があります

ですので、苦手なところはトレーナーをつけて追い込んでいます。

それぞれのレベルに関係なく、限界を超えたあとの2回は、一人じゃ追い込めないので。

はははは。

キレイなカラダをつくりたいならなおさら、トレーナーをつけるべきですね。

（しょうご）
小川さん観てくださったんですね、ありがとうございます。

僕はトレーナーではないため、今までカラダを鍛えてはこなかったんですが、今回決意をして肉体改造に取り組みました。

もちろん、トレーナーはビーストのメンバーです。

しょうごさんのビフォーアフター動画はこちら！

（しょうご）
まさに、おじいちゃん体型でした。笑

（しょうご）
1年くらい前からジムに通って、週1程度は筋トレしていましたよ。

（しょうご）
ただ、完全にやっている「つもり」でした。

今でこそ僕はビーストの一員ですが、僕が川辺に最初に出会った当時は、パーソナルトレーナーという職業自体知りませんでした。

「フィットネスジムでトレーニングを指導してお金をもらっている。」「1日10人以上のクライアントを見ていて、予約はいっぱいだ。」という川辺の話を聞いて、疑っていました。

ハッタリではないかと。笑

ジムに会費を払ってるのに、さらにトレーナーに1時間8,000円も支払う意味がわかりませんでした。

（しょうご）
はい。笑

あるとき一緒に1時間ほどトレーニングをする機会があって、ついでにトレーニングの指導をしてもらいました。

そこで聞かれたんです。「今日はどこを鍛える？」と。

「いやいや1時間もあるんだから、全身でしょ」と反論したのですが、川辺は「5時間はかかる」と。

正直、何を言ってるんだこの人はと思いました。

でもその日トレーニングを終えて、僕が川辺に取った行動は、

（しょうご）
全力で謝りました。

僕の今までの筋トレはなんだったのかと。密度がぜんぜん違いました

そして、翌日にさらにすごさを実感しました。

今まで味わったことのない、とんでもないレベルの筋肉痛が襲ってきました。しかも、狙ったところにピンポイントで。

トレーナーをつけることの価値を初めて知りました。

とは言っても、今回のリアル肉体改造をやる前は、自分のカラダが実際に変わるということは、想像できませんでした。

最初は嫌で嫌で仕方がなかったですし。

でも少しずつ、自分のカラダが変わっていくにつれて、スイッチが入っていきました。

最終的に、自分でも信じられないくらいのカラダになったときに、本当の意味でトレーナーをつける価値が腑に落ちました。

絶対、自分一人では、あそこまでのカラダになれないですからね。

（しょうご）
相当、追い込まれましたからね。笑

これぞ、過去最高のカラダです。（最近はトレーニングを、少しサボり気味ですが）

いよいよ、川辺さんの肉体披露！

（しょうご）
当たり前です。全国4位ですから！笑

大会出場時はさらに絞れていましたよ。

筋トレは、計画もなにも毎日筋トレすればいいのでは？？

そもそも、筋トレを毎日したらダメなんですよね。

同じ部位を毎日鍛えることは、逆に筋肉が落ちてしまう可能性もあります。

はい。正確に言うと、同じ部位を毎日トレーニングをしてはいけないということですね。

筋肉を肥大させるためには、筋肉を休める期間が必要なんです。

そのため、筋トレ後72時間は同じ部位をトレーニングしてはいけないんです。

ですので、今日は胸筋、明日は腹筋など、毎日ローテーションで違う部位をトレーニングしていきます。

そして、そのローテーションにも正しい順番があります。

例えば腕を鍛えた次に、背中を鍛えようとしても、腕がキツくて背中がしっかり鍛えられない、など。

トレーナーの選び方を教えてください！

まずは、自分がなりたい理想のカラダを、そのトレーナーが持っているかですね。

その上で、絞るところはしっかり絞れている人を選ぶのがベストです。

ただカラダを大きくするのは鍛えればできますが、その上でウェストを絞ったりすのは、技術が必要なので。

あとは、そのジムにどんなマシーンが置いてあるかも大事です。

ビーストでは大手ジム内でトレーニング指導を行っているので、すべてのマシーンが揃っています。

個人のジムでは、すべてのマシーンを揃えるのは難しいので、自分が鍛えたい部位を鍛えられるマシーンがあるか、ジムを選ぶ基準の一つです。

川辺さんはマッチョになって、人生がどう変わった？

一言で言うと、女性にモテます。逆ナンされます。笑

それは半分冗談ですが、自信がつきます。そして、前向きにチャレンジできる自分になります。

僕の人生の中で、最も何もしていなかった時代が18歳のときにありました。

今の体重が60キロ台なのですが、当時は体重80キロでした。

トレーニングはもちろん、運動もまったくしていませんでした。

外に出るのは、学校と漫画喫茶に行くときくらいでした。

運動やトレーニングをまったくしていなかった当時と比べて今は、思考力や行動力のレベルが違います。

経営者としても、今の自分があるのはトレーニングを続けてきたからです。

筋トレは、それ自体が小さな成功体験の積み重ねなんです。

前回上がらなかった重さが上げられるようになる、この積み重ねが人生にも大きなプラスの影響があります。

だからこそ、トレーニング人口を増やしていきたいですし、そのために僕たちトレーナー集団のB-STもトレーナー人数を増やし、大きくしていきたいです。

編集後記

本気でカラダを作りたい人は、今すぐにパーソナルトレーナーをつけるべきです。

もう100％レベルで確信に至りました。

それくらい、今回川辺さんのお話は、衝撃でした。

いかに自己流の筋トレが、効果が薄いか。いかに効率の悪いトレーニングの日々を送っているのか。

論理的に、一つ一つ丁寧に教えていただきました。

そして、もともとトレーナーではなかったしょうごさんの存在も大きかったです。

トレーナーではないしょうごさんが、リアルに肉体改造にチャレンジしたことで、トレーナーをつければ誰でもカラダを変えられるということがわかりました。

今回のインタビューを通じて、カラダを変えるということは、気合でもなんでもなく、正しい選択をすること。

正しい選択というのは、信頼するプロのトレーナーをつけることです。

とてつもない肉体を持つ川辺さんも同じ人間です。

ということは、僕たちも同じように、あのムキムキマッチョに、なれるはずです。

トレーナーをつけさえすれば。

本当に衝撃的なインタビューでした。

取材場所：ボディメンテナンスサロン　B-ST（ビースト）
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