異色の和空間パーソナルジム「和空間鍛錬場」をプロデュース。男性モデル世界大会・元日本代表、波多広大

2021.6.11

横浜みなとみらいエリア。馬車道駅徒歩1分、関内駅徒歩3分の場所に生まれた新たなパーソナルジム「和空間鍛錬場」。場内は落ち着きのある木目を基調としたデザインに、店内を彩る盆栽。お客様を出迎えるのは、紺色の羽織を着たいなせなスタッフの皆さん。

何もかもが異例な和風パーソナルジムをプロデュースしたのは、男性モデルの世界三大大会のひとつとされる「ミスターグローバル」に、日本代表として出場した経歴を持つ波多広大さん

強い男を目指し、長年トレーニングに励んできた波多さんは、日本文化をこよなく愛する人でもあります。ジムをオープンするうえで大切にしている思いを、できたばかりの店内で聞きました。

<波多広大 (はた・こうだい)>

和空間鍛錬場プロデューサー。1990年生まれ。10代の頃からトレーニングを始め、2016年に初めてフィジーク競技に出場し、2017年には関東大会で優勝。2019年には男性モデルの世界三大大会のひとつ、ミスターグローバルの日本代表として選出。ボディメイクのプロフェッショナルとしてメンズフィジーク競技に出場しながら、フィットネスモデルとしても活動。

こだわりの空間に込めた、日本文化の「和」のこころ

インタビュアー・トモロー

おおお…。

波多トレーナー

どうかしましたか?

インタビュアー・トモロー

今まで見てきた「ジム」とは、まったく違う内装にびっくりしています。みなさんも和装のスタイルで、かなり和風文化に徹底していますね。

インタビュアー・トモロー

特にこのラウンジ!畳の和室なんてジムでは見たことがありません。

波多トレーナー

気づいていただいてありがとうございます。ここは僕たちもかなり意識した場所です。実はこれ以外にも、店舗にはたくさんのこだわりを散りばめているんですよ。

例えば、スタッフの来ている羽織などのウェアは、京都の老舗によるオーダーメイドで作成していたり、トレーニングマシンの革張りも和に溶け込むように特注しました。

インタビュアー・トモロー

見落としがちなところにも、ものすごいこだわりを感じさせますね。

波多トレーナー

和空間鍛錬場は、「和を以て貴しとなす」という言葉をとても大事にしています。聖徳太子が作った十七条憲法の第一条に記されていて、「みんな仲良くしなさいよ」と言っているわけですね。

ジムは「いかに効率的に鍛えるか」にフォーカスされがちですが、僕たちは「人々の交流の場」も提供したいと考えています。

インタビュアー・トモロー

交流の場としてのジムですか。

波多トレーナー

トレーナーとお客様、お客様同士。たくさんの人はつながるようにと、このラウンジを作りました。ちなみに、この大きな盆栽は日光浴で飾っています。普段は店舗の入り口で、お客様を出迎えてくれます。

インタビュアー・トモロー

確かに、畳の部屋って自然と気持ちがリラックスしますよね。のんびり過ごしていたら、自分がジムにいるってことも忘れそうです。

波多トレーナー

そうですね。僕はもともと日本文化が好きで、京都、鎌倉に寺社仏閣めぐりをしています。日本文化のよさを再認識したのは、「ミスターグローバル」という世界大会の民族衣装審査でした

ここでは各国の代表が、ものすごい凝った伝統衣装を身にまといます。これが話題になって、テレビでも取材されました。僕は和服で参加しています。

 
 
 
 
 
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インタビュアー・トモロー

うおお、おしゃれや…。

波多トレーナー

ぜひ時間があれば、「ミスターグローバル 民族衣装部門」で検索してみてください。

東南アジアなどの衣装はとても派手で、和服だと少し地味かな…と心配がありました。しかし、世界の代表選手からは「かっこいい!」「おお、本物のサムライウェアだ!」と、かなり好評だったんですね。

インタビュアー・トモロー

僕たちは見慣れている和服が、海外の選手には新鮮に映ったんですね。

波多トレーナー

あと、ミスターグローバルではワークショップの一貫として、ムエタイ体験がありました。僕は空手の黒帯も持っていたので、メンバーでは一番上手でした。

講師から「ヘイ、ジャパン!なにかスポーツをやっていたのか?」と聞かれて、「カラテのブラックベルトを持っている」と答えたら、「すげえ、本場のニンジャだ!」と周囲がざわついて(笑)。

海外の反応で、改めて「日本文化って素晴らしいんだ」と実感しました。そこから和の文化をもっと海外に伝えたい、日本人にもそのよさに気づいて欲しいと思うようになりましたね。

インタビュアー・トモロー

そうした思いが、和空間鍛錬場のコンセプトにつながっているんですね。

科学と心で細やかな食事指導

インタビュアー・トモロー

波多さんは、普段から食事で気をつけていることはありますか?

波多トレーナー

僕、実はかなり太りやすい体質なんですよ。ボディメイクの大会に出ていたときも、最大で107kgまで増量してから、73kgまで身体を絞っていました。

インタビュアー・トモロー

落差30kg!すごいですね…。普段の食事で意識していることはありますか?

波多トレーナー

余分な脂質・糖質は取らない。これに尽きますね。脂っこいものや白米も大好きなんですが、食べすぎないように「腹八分目」を意識します。

食事指導では、店舗で遺伝子検査を実施し、カウンセリングなどでお客様の体質やライフスタイルを把握したうえで、それぞれのお客様に合わせた食事プランをご提案します。

インタビュアー・トモロー

単に「たんぱく質をいっぱい食べて!」ではなく、実際に食べたものを見つつ時間帯、食材をアドバイスしてくれるのはありがたいです。

波多トレーナー

ほかにも、「細マッチョ体型になってスーツを着こなしたい」というお客様は、遺伝子検査で筋肉がつきやすく、たんぱく質の消化・吸収が不得意という結果が出ました。

そこで、

・脚が太くならないよう、20回程度の高回数トレーニングを行う
・間食をうまく活用して、たんぱく質を摂取する頻度をあげる

という、ふたつのコンセプトでからだ作りをご提案しています。

インタビュアー・トモロー

トレーニング、食事方針が明確なので、迷わないですね。

波多トレーナー

科学的なデータと僕自身の経験を交えつつ、「継続できる習慣」を第一にご提案します。

コンテストなどに出たいというお客様には、置き換えもおすすめですね。

僕は体質的に白米ですぐ太っちゃうので、オートミール、フルーツなどを普段の糖質源にします。甘いお菓子が好きな人なら、プロテインパンケーキみたいに「スイーツもどき」を作るとかもありです。

インタビュアー・トモロー

僕も太りやすい方なので、置き換えと腹八分目を意識してみます。

運動初心者でもケガなくトレーニングできる「秘密兵器」

インタビュアー・トモロー

「和空間鍛錬場」は、パーソナルトレーニングジムのなかでも、トレーニングマシンが豊富ですよね。変わった見た目のマシンもありますが、あれはなんですか?

波多トレーナー

これは、株式会社鍛錬という企業のマシンです。

一般的な同じタイプのマシンは、2本のレールを通してバーが上下に動きます。それに対して、鍛練のマシンは支点が支柱の中央にあり、半円軌道で動くのが特徴です。

インタビュアー・トモロー

直線の軌道と半円の軌道で、なにが違うんでしょうか?

波多トレーナー

人間というのは、ただ「立つ」という動作だけでも足首・膝・股関節・腰・首と多種多様な関節が連動します。

仮に垂直軌道のマシンでトレーニングした場合、基本的に動作はまっすぐですよね。その状態でスクワットを行うと、最後までしゃがんだときに骨盤が後ろに傾き、腰椎という場所に負荷がかかって腰を痛めてしまいます。

マシンの動きに身体の動きを合わせることになるんです。

さらに、しゃがんだ状態から立ち上がろうとすると、骨盤の傾きを元に戻すために腰を前へ突き出すフォームになります。極端に後ろへ傾いた骨盤を、今度は極端に前へ傾ける。これで、腰の負担がさらにかかってしまうわけです。

インタビュアー・トモロー

気をつけないと、トレーニング中に腰を痛めてしまいますね。

波多トレーナー

その点、半円軌道はより自然な運動に近いので、ケガのリスクを大きく減らせます。

質の高いトレーニングマシンは、座面や軌道で正しいフォームをうまく誘導してくれるというメリットがあります。そのおかげで、運動に慣れていないお客様も、ケガの心配なくトレーニングに集中できます。

人生を救ってくれた「2人目」のトレーナーになりたい

インタビュアー・トモロー

波多さんは、これから和空間鍛錬場でどんなサービスをお客様に提供したいですか?

波多トレーナー

和空間鍛錬場のジムのロゴは、ダンベルで家紋をイメージして作りました。実はこれ、縦にすると漢字の「互」を構成するようになっているんです。

インタビュアー・トモロー

あ、本当だ。角度を変えると「互」になっていますね!

波多トレーナー

パーソナルトレーナーって、つい「先生」的なポジションになりがちじゃないですか。でも僕は、一方的に教えるのではなく、お客様と手を取り合って目標へ向かっていきたいんです。

インタビュアー・トモロー

あくまで対等な関係というわけですね。

波多トレーナー

こう思えたきっかけに、ひとりのトレーナーさんとの出会いがあります。

僕は総合格闘技でプロを目指していましたが、あるとき肩に「反復性脱臼」というケガをしてしまいました。当時通っていたジムのトレーナーには、「プロは諦めろ。このケガで(プロに)なれた人は聞いたことがない」と言われました

インタビュアー・トモロー

それは…かなりショックですね。

波多トレーナー

その後、治療も兼ねて肩のインナーマッスルをトレーニングしていたとき、格闘技ジムに通っていた方と話す機会がありました。彼はパーソナルトレーナーで、偶然僕と同じフィットネスジムに通っていたんんですね。

彼に、肩のケガのこと、インナーマッスルのトレーニングについて相談しました。すると彼は、「インナーマッスルは、1人だけでトレーニングすると大変かもしれないね。それと並行して、外側の大きな筋肉もしっかり鍛えて、脱臼しにくい肩をつくっていくのはどう?」と提案してくれました。

実は、大相撲の元横綱・千代の富士も脱臼グセがあったんですが、外側の筋肉を鍛えてケガを克服したそうです。

インタビュアー・トモロー

そうだったんですね。

波多トレーナー

時間はかかりましたが、すごくトレーニングを頑張ったら肩も脱臼しにくくなり、格闘技も本格的に再開できました。筋肉をつけることで、痛みや悩みが改善できると体験して以来、パーソナルトレーナーになりたいと思うようになりました。

前のトレーナーには、ずっと「無理だよ」と言われ続けました。しかし2人目のトレーナーは、「全然そんなことないよ!」と言ってくれたんです。彼のように、僕も相手に希望を与えられる存在になりたいですね。

インタビュアー・トモロー

波多さんの人生にとって、そのトレーナーさんとの出会いはとても大切なものだったんですね。

波多トレーナー

このジムができるまで、たくさんの方々とのご縁がありました。

僕はトレーナーとして、短期間のダイエットニーズにも応えつつ、健康という長期的な目標を叶えるお手伝いをしたい。そうやって、和空間鍛錬場に来たお客様と、いつまでもご縁のつづく関係を築いていきたいです。

見た目の斬新さが印象に残る、和空間鍛錬場。その裏には、波多さんがこれまでの人生で強く感じた日本文化への愛、人とのご縁の大切さ、身体を鍛えることで得られる喜びが詰まっていました。

自らを鍛錬したあとは、ゆっくりとリラックスできる時間がほしい。
細部にまで行き届いた和の精神と空間で、新しいジム体験をしてみたい。

そんな思いが芽生えた方は、ぜひ和空間鍛錬場に足を運んでみてください!

ご紹介したジム

和空間鍛錬場(ワクウカンタンレンジョウ)

みなとみらい線「⾺⾞道駅」より徒歩1分
JR「関内駅」より徒歩5分
横浜市営地下鉄「関内駅」9番出口より徒歩3分
240,000円(税込)
10:00〜22:00