パーソナルトレーニング入会時に同意書が必要な理由・内容について
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パーソナルトレーニングに入会するときは、「同意書」が必要になります。よく耳にする言葉ですが同意書の意味をご存知でしょうか?
同意書には、パーソナルトレーニングに入会するに当たっての約束事が書かれています。
今回は、パーソナルトレーニング入会時に同意書が必要な理由と、同意書には何が書かれているのかを解説します。
また、同意書のほかにも、入会時には契約書や問診票が必要になりますが、これらについても合わせてご紹介します!
パーソナルトレーニング入会時に同意書が必要な理由
パーソナルトレーニングは、トレーナーがマンツーマンでトレーニング指導をするサービスです。
サービスを提供するに当たっては、トラブルやクレームが発生する事も考えられます。その際の免責や対策をあらかじめ明確にしておくために同意書の準備をしています。
同意書の内容はジムごとに異なります。契約前にじっくりと内容に目を通して、ジム側に有利になっていないか、また、利用者が不利になりすぎていないかをチェックする事が大切です。
問題が起きたときにジムのほうが有利になるような内容が見受けられたり、こちらからの疑問や質問に丁寧な回答が得られなかったりした場合は、ジムとの契約は考え直したほうが良いでしょう。
確認が不十分だと、トラブルが起きたときに同意書を盾にされ、不利になるので注意が必要です。
なんとなく目を通しただけで同意書にサインしてしまう方もいるかもしれませんが、内容をよく読み込んで、納得したうえでサインをしましょう。
パーソナルトレーニング入会時の同意書の内容とは?
パーソナルトレーニング入会時の同意書は、トレーニングをするうえで起こりうるトラブルやクレームを事前に管理し、トラブルが発生したときのダメージを回避、または最小限に抑えるリスクマネジメントのために作成されています。
ジムによって内容に多少の違いはありますが、以下に項目ごとの例を解説しました。
トレーニングプログラムに付随した、ケガや健康上のトラブルについて
同意書には、運動中、血圧異常やめまい、不整脈、頻脈や徐脈などの体調の変化が現れる可能性がある事を記しています。場合によっては、心臓発作や脳卒中などの死亡事故も含まれます。
これらの事故やトラブルを防ぐように、スタッフは運動中の適切な管理体制を敷いている事、異常事態が起きた際には最善を尽くすほか、AED(電気的除細動器)などの救命処置の準備がある事を同意書で説明しています。
体調管理について
トレーニング中に体調不良を起こしたり、動悸、頻脈、胸の痛みなどの異常を感じたりした場合は速やかに担当トレーナーに報告する事や、既往症や現在服用中の薬があれば、すべて事前に報告する義務がある事を説明する項目です。
ジムによっては、同意書と一緒に健康診断書の提出を求めるところもあります。
身体に負荷をかけるので、安全にトレーニングをするためには、過去の病歴の共有や現在の体調管理の情報はとても大切です。
トレーニングによって期待される効果
トレーニングによって必ず痩せる、もしくは期待した身体になれるという絶対的な保証をするものではない事を確認する内容です。
個人情報の保護
トレーニングプログラムへ参加した事によって得られた個人情報は、健康情報も含め適切に取り扱い、情報の漏えいがないよう十分に注意するという、個人情報の取り扱い方が説明されます。
予約やキャンセル
トレーニングの予約やキャンセルの方法、キャンセル料の設定などについて説明する項目です。
予約ができる期間、電話やインターネットなどでの予約受付方法、キャンセルの場合はいつまでに連絡が必要なのか、キャンセルにともなう費用などを確認します。
対応不可能なサービス内容
医療行為、マッサージ、鍼灸、そのほか類似する行為の提供はできない事を説明します。トレーニング中にケガなどが起きても、先のような方法でトレーナーやスタッフが対応する事はできません。
承諾の自由
同意書を読み、自身の責任や危険性についてよく理解したうえでトレーニングプログラムに参加する事への同意と、いつでもトレーニングプログラムを拒否する自由がある事が書かれています。
トレーニングの参加・不参加や同意書へのサインも、すべて納得したうえで、自分の意志でおこなう事を確認するものです。
パーソナルトレーニング入会の際の同意書は、想定されるトラブルや対処法を提示し、それに対して「同意します」という意思を書面で示すものであり、本来トレーニングジム側と利用者側の双方を守るための内容になっています。
特に、トラブルが起きた際の責任の所在が、利用者側に偏った不利な内容になっていないかなどもしっかりと確認し、すべてに目を通して納得してからサインをしましょう。
パーソナルトレーニング入会時のそのほかの書類
パーソナルトレーニングに入会する際、同意書のほかにも重要な書類があります。それが問診票と契約書です。
ここでは、この二つの書類の内容をご紹介します。
問診票
問診票では、以下のような質問項目に答えます。
身長や体重、日頃の運動量や体脂肪など現在の身体の状態
喫煙、飲酒、睡眠、運動、食事などの生活習慣
過去のケガや病気の有無
現在の健康状態や服用中の薬
このほか、トレーニングの目的、トレーニングによって最終的にどのような身体を目指しているのかという目標設定、また現在気になっている事や悩みなどを聞きます。
健康状態と目標設定を明らかにしたうえで、目標に向けて今後のトレーニングプログラムを決定します。
契約書
契約書は、パーソナルトレーニング入会に際して記入する書類です。
トレーニングのサービス内容
契約期間および実施回数
料金と支払方法など
契約に関する細かい取り決めが記載されています。
契約書は、同意書と同じように、とても重要な書類です。読んでみてわからない内容や不明な点があれば、サインをする前に質問して確認してください。
まとめ
同意書とは、もしものときのトラブルに備え、事前に相互確認をしておくための必要書類です。
書面には、トレーニング中の事故を防ぐための健康状態の告知・管理などを中心に、万が一、突発的な事故やケガ、または急な体調不良が起きたときの対応など、入会時の決めごとが記されていて、サインによって同意する意思を表します。
同意書のほかにも契約書や問診票など、入会する際にはいくつかの書類がありますが、どれも落ちついてよく読めば、難しいものではありません。同意書に記載されているジム側、利用者側それぞれの責任や義務を明確にし、納得したうえでサインに臨み、安全にパーソナルトレーニングを始めましょう!